元女子高専生のつぶやき

高専→理系大学→欧州大学院の女子のつぶやきです

イタリア初めての滞在許可証申請@2026年パドヴァ

イタリアに入国したので早急に滞在許可証を申請しました。入国後、working days8日以内に申請をしなくてはいけません。
またこの申請の詳細はエリア(自治体)によって微妙に変わるらしいので自分の住む街の情報を探してください。
なのでこの記事は主にパドヴァ大学へ留学する人向けになります。
どの大学もあると思いますが、申請のHOW TOページがあるのでそれを参考に申請しました。


パドヴァ大はこれです。専用のオフィスもあってメールなどで聞けます。

www.unipd.it

 

興味深いことにイタリアは、スペインなどのように役所に住民登録をする前に滞在許可証を申請します。その後、Questura(警察署)の移民局にカードを取りに行きます。
申請は郵便局で行います。あとで書きますが郵便局のためにイタリアのTax codeや欧州の電話番号があると楽です。色んなところでTax codeを聞かれます。

 

  • 郵便局でkitという申請書類一式をもらう

郵便局で無料でkitをもらえます。

A “kit” containing the requisite forms is available in all post offices that show a “sportello amico” brand.

どれがその郵便局かわからなかったので街のメインの郵便局に行きました。
驚いたことに何人もの局員が英語を話せました。フランスより多そう笑

整理券発券機があるので、普通の郵便を送るを選択して番号札を貰いました。
「kitください~」言ったらくれました。

 

  • kitを記入する

色々参考にしながら記入しました。が、変わる可能性もあるので自分の街の最新版を参考にしてください。参考するものによっては書くところが違ったりします。

mediaspace.unipd.it

italianaryugaku.com

 

  • 提出書類の準備

申請に必要な書類をコピーします。

Put in the kit a copy of the following documents:

- a €16 marca da bollo (duty stamp)
- a photocopy of your passport or identity document (main page and any pages bearing stamps or visas);
- a photocopy of a valid insurance policy to provide health or accident cover for the duration of your residence permit in Italy;
- a photocopy of the certificate attesting either enrolment for the current academic year or activity carried out at the University;
- confirmation of your accommodation - issued by the service in charge OR, if you live in a private apartment, house contract +registration+ comunicazione di ospitalità+his sending receipt

 

marca da bolloは収入印紙でタバコ屋さんで買えます。カードで買えるところがあります。また収入印紙を置いていないタバコ屋さんもあります。申請者が多いとこのタバコ屋ならあるだろうと、メインの郵便局に一番近いタバコ屋さんに行きました。「marca da bollo欲しい~」と言ったら「16€のやつでしょ?」と慣れてる感じでした。助かり。

 

パスポートのコピーですが、街によってはスタンプがないところも含めて全ページコピーが必要な場合もあるそうです。厳しい。
また日本の空港では出入国のときにスタンプが任意ですが、海外に住む人は絶対にもらいましょう。滞在許可証の申請、更新などで確認が必要になることがかなり良くあります。無くて揉めた話も聞きます。

 

大学の入学許可証ですが、学生ビザ申請時に出して大使館などのスタンプが入ったものじゃないとダメなどの話も聞きます。詳細は自分の大学に聞いてみてください。

 

家の証明ですが、自分は個人で部屋を見つけたのでそのケースについてです。その場合は4つもの書類が必要です。(オーナーが大変、慣れてる人だと助かる。)
必要な書類は、契約書、Agenzia delle entrateでの登録確認書、comunicazione di ospitalità、それらをオーナーが警察に提出して受理したとの返信メールです。これらはオーナーが外国人の受け入れをした場合、外国人の入居者がついて48時間以内に警察に提出しなきゃいけないものです。なのでオーナーに言ったらもらえます。

 

それぞれこんなのです。
Agenzia delle entrateでの登録確認書

comunicazione di ospitalità (入居時にこれにサインをもとめられます)

返信メール

以上と保険のを印刷して郵便局に持って行きます。
kitの封はしてはいけません。局員の確認があります。

 

  • 郵便局で申請

郵便局に行ってから知ったのですが、このような申請で郵便局に行くときは予約が必要だそうです。予約をするためには郵便局のシステムに登録する必要があります。

 

オンラインで登録できます。イタリアのTaxコードや電話番号があるとスムーズです。
他人の予約でも良いみたいです。

www.poste.it

 

ところがワイ、サイトのエラーで登録できませんでした。登録に進んだら最後エラーで、その後デッドロックでなんやねんになってました。まあこうなったら郵便局で登録しましょう。その場でやってくれます。

   

 

郵便局のシステムに登録できたら申請のための予約を取ります。
予約の取り方はこれが参考になります。アプリが必要っぽいです。

https://en.unibg.it/sites/cen00/files/internazionalizzazione/how_to_book_an_appointment_at_the_post_office.docx.pdf

 

ここまできたら窓口で書類とパスポートを見せてお金を払います。
書類の郵送代30€と滞在許可証取得のための税金を払います。税金はビザのタイプなどによるようですが、私の場合は1年間70€くらいでした。
郵便局もカードで払えました。

 

申請すると窓口でレシートをもらいます。これがめちゃくちゃ大事みたいです。
このレシートに載っている場所と時間がQuesturaでのアポイントメントです。自分の場合は来月でした。ここでまたパスポートであったり証明写真を持っていきます。郵便局のレシートも必要です。指紋採取などがQuesturaで行われます。これが終わると滞在許可証が作られて、そのうち連絡が来るようです。

 

まじで準備書類多くて疲れました笑
街によってルールが異なるので自分の大学に詳細を問い合わせてください。
申請できたのでようやく落ち着ける。

ちなみにパスポートに張り付いているVISAでシェンゲンを移動できるのは、イタリア入国後90日まで、その後は許可証が出来るまで行けません。郵便局のレシートはイタリア国外では有効ではありません。自国への帰国は認められていますが、直行便を取れと大学から言われました。半年とか待つと聞いて、まじかよとなってます。

 

 

追記です

なんとQuesturaでの指紋採取の1か月後には滞在許可証が出来たから取りに来いと連絡が来ました。早すぎてありえない、自分のではなく誰かと間違えているのではと思いました。

このサイトで自分の滞在許可証が出来ているか確認できます。助かる。

www.poliziadistato.it

 

そしてなんと滞在許可証が出来ていました!!

kitを郵便局で出してから2か月ほどの超スピード、最速なのではと思うくらいです。

そもそもkitを出したときのQuesturaの予約も1か月後でその1か月後には受け取りでした。感動的な速さです。大感謝!!

 

噂では学生の多さにもよるようです。自分はセメスターの途中に来て申請しました。秋学期が始まった直後が一番混雑して、滞在許可証の受け取りにも数か月の時間がかかっていると感じます。

イタリア学生ビザ申請(2025年12月版@大使館)

イタリアPhDに進学するために東京にあるイタリア大使館で申請したのでその備忘録です。

 

ビザ申請のページです。

当大使館の管轄の県

当大使館でビザ申請ができるのは、以下の、当大使館の管轄の県に在住している人だけです:

北海道、青森県秋田県岩手県山形県宮城県福島県茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県山梨県、長野県、新潟県

上記の県以外の国・地域にお住まいの方は、現在お住まいの国・地域の管轄のイタリア大使館/領事館にてビザ申請になります。例えば、西日本にお住まいの方は、在大阪イタリア総領事館でのビザ申請になりますのでそちらにお問い合わせください。

ビザ – Ambasciata d'Italia a Tokyo

 

 

イタリアの手続きってすごい細かくてびびります。
フランス以上です、こんなに多いのかよとすでになっています。

(イタリア人の友人いわく、ドイツ並みの細かい手続きが必要だがやっているのはイタリア人だから遅いんだよね~とのこと。ビザではなくなんでも。後述しますがイタリア大使館の担当者はめちゃくちゃ親身になってくれます。どこぞのフランス大使館のビザセクションとは大違いです。)

 

兎にも角にもイタリアは細かいです。
まず最初にビビったのは住民票が無ければ日本国籍でも日本でビザ申請が出来ないこと。どうゆうこっちゃねん。

 

ワイのケース:フランスのエラスムス学生用滞在許可証でチェコに住んでいたため、申請はパリのイタリア大使館のみ。在チェコイタリア大使館に問い合わせて確認しました。つまりビザのためだけにフランスに行かなきゃいけない。しかもパスポートを出すので実質フランスに軟禁状態。滞在許可証で一応シェンゲン内なら国境を通れるルールですがEU内でもパスポート提出を求められることがほとんどです。(知り合いにFlixバス乗るのにIDだけでパスポートなかったときに乗車を断られたケースがあります。)パリとか物価えぐいので滞在1か月考えただけでも、日本に帰る飛行機代の方がわんちゃん安いまであるので帰国を選びました。

 

しかも住民登録が半年経ってないとだめとかあります。が、国籍保持者は私のようにビザのためだけに帰ってきて、転入直後でも申請できます。そらそうだろ!
ということで帰国してビザ申請の準備をはじめました。時間がかかるのがわかってたので当初から4か月くらいの帰国を予定していました。だってビザが間に合うかやきもきするのまじお腹痛い。

 

これが必要な書類リストです。

Documenti richiesti per ciascuna tipologia di visto (pagina in inglese e giapponese) – Ambasciata d'Italia a Tokyo

 

申請費がどこにも載ってないですが2025年12月時点で日本国籍の人の学生ビザ申請費は無料です。優しい!!助かる!!(心配な人は事前にメールで問い合わせてください。外国人はお金がかかるケースもあります。国籍によります。)

 

学校が保険など払ってくれない場合(というのも修士は払ってくれてた)、自分で保険を探します。イタリアには神なサービスがあって1年間たったの140€の保険があります。日本の保険会社などだと余裕で何十万円とかするので破格です。


参考にしたブログです。

italia.viverein.net

これがそのアソシエーションです。

www.waitaly.net

 

大使館の予約はなかなか空かないですが、ガチで急ぎのひとはメールしてみてください。ねじ込んでくれるはずです。まじ優しい。感謝。

 

結論からいうと約4か月の滞在でビザを受け取ったのはヨーロッパに戻る数週間前でした笑
というのも大使館に2度申請に行くことになったからです。なんか入学許可書のイタリア語の文面でよくわからないのがあり、その後大使館と大学の担当者が直接メールでやりとりしてました。
無事に解決したので再度申請に行きました。

 

この入学許可書がとても重要で、イタリア入国後の滞在許可証申請に必要になります。しかも普通のじゃなくて、この学生ビザ申請時に出して大使館のスタンプが付いたものじゃないといけないようです。

 

ほかにも家の契約書などが必要ですが、他の国もあるように最初の1か月だけのAirbnbとかの支払い証明でもいける可能性があります。(確実じゃないので問い合わせてください。)自分は運よく住民登録できる家が見つかりましたが(※家によってはやってないとこもあるので要確認)、契約書を作るにはビザの番号が必要でした。しかし家の契約を証明しなきゃいけないので、オーナーに頼んでその旨の紙を書いてもらい、それで申請が通りました。

 

あと奨学金受給者だとその証明でいいとあるのですが、銀行の預金通帳のスキャンが必要だと言われました。日本円で良いそうです。(奨学金の人については、いくら必要とかはなく直近半年分見せるだけで良いようです。)

 

これらがつつがなく出来たのも(数か月単位ですが)イタリア大使館のビザセクションの担当者がメールを返してくれて、窓口でも普通に対応してくれたおかげです。日本の感覚だとキツいとこもあるかもだが、まどろっこしい枕詞などを付けずにストレートに言うヨーロッパな雰囲気と思ってください。

 

ビザ申請って疲れますが、大使館がメールなど優しいので頑張ってください~

 

 

 

 

 

 

ヨーロッパの核融合修士を卒業してイタリアPhDへ

タイトルの通り、無事に先日、エラスムス核融合修士を卒業しました!

過去の記事です。

pokemomo27.hatenablog.com

 

pokemomo27.hatenablog.com

 

pokemomo27.hatenablog.com

 

私のプログラムのLinkedinです!

www.linkedin.com

最終的には15/20で卒業したので、まあそこそこって感じですかね。GPA3/4くらい?

最大20なのはフランス方式なためで、フランスでは18以上はまず付きません。

17がマックスみたいなものです。なので学部から分野をかえて15は悪くないよと先生たちに言って貰えてよかった。

 

とにかく同期に恵まれて最高の2年でしたね。

1年目本当にきつかったけど無事に卒業出来たのでもう思い出すこともないです。

(きつ過ぎて記憶無くなってるくらいです。)

大変ですが乗り越えた今は大きな自信になりました。

ヨーロッパでいろんな人と一緒に学べたのは本当に良い機会でした。

勉強もそうですが、世界中から学生が集まり、自分の国で戦争が起きているという友達が出来ました。

日本にいるとなかなか出会わないでしょう。

そんな彼らといろいろ議論したのは良い時間でした。

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修論は実験して書くこと書いて終わりました。

高専や学部で卒論を書いた経験があるので、それと似た感じで進めてたのでこれといって戸惑いはなかったです。

エラスムスの場合、修論はM2の後期だけで書くので数か月間で一気に仕上げる形です。

自分のエラスムスでは修論終わらなくて卒業できなかった人は居ませんでした。

また私は夏休みも引き続き同じ研究内容でバイトとして続けさせてもらってます。

そこらへんは日本よりもかなり柔軟に交渉出来ると思います。

 

この秋からPhDに進みます。

イタリアに決まったので3年くらいイタリアに行きます。

プラハ好きなので戻って来たいですが給料次第ですね。

 

ヨーロッパはのんびりしてるので、修士卒業時点で進路が決まっていない人がほとんどです。

卒業後の今、これからPhDの面接があるって人も多いです。

就職する人も、修士を取り終わってから就活始める人がほとんどでした。

PhDの出願時期は大学によって全く異なるので、自分の行きたいところは1年前どんなスケジュール感かをみておくと良いかもしれません。

PhDの出願は研究内容もそうですが、コネクションが大事だと思います。

見学に行ったり、オンラインミーティングなどをしてもらいましょう。

コネクションというよりコミュニケーションでしょうか。

知らない学生を出願書類だけで取るということはPhDになると無いと思います。

ラボ毎に学生を取るのか、学科まとめて行うのかは大学や研究所によって全く異なります。

出願したいところに問い合わせたり、そこのPhDの学生に聞くのが一番早いと思います。

Linkedinなどから探してコンタクトを取るというケースも聞きます。

こっちは学生でもLinkedin使っているのでぜひアカウントを作ることをおすすめします。

私もここでバイトが決まったりしました。

 

PhDになると研究計画書など必要だったり、

面接でいろんな質問(修論や専門の口頭試問など)をされることが多いと思います。

出願の詳細なども、PhDの先輩を見つけて聞いてる人が多い印象を受けます。

 

私のケースを知りたい人は個別に連絡してください~

イタリアのパドヴァ大学のPhDで核融合専攻です。

www.linkedin.com

エラスムスの核融合修士M1を終えてとM2プラハの所感

※この記事は留学 Advent Calendar 2024 1日目の記事です。

なかなか書くタイミングが無かったのでアドベントカレンダー助かる。シンプルにプラハ充実しすぎてる。生きてて楽しい。

 

前回のM1の記事の続きの話です。

前回はM1の前期が終わったタイミングで書いていて、今回はM1を終えた感想とM2の前期が終わりそうなのでその話を書きます。

pokemomo27.hatenablog.com

 

高専(電気電子工学科)→ 電通大(電子工学)→ Erasmus Mundus Joint Masters

European Master of Science in Nuclear Fusion and Engineering Physics と進学してきました。

今在学している修士プログラムは、端的に言うと核融合の勉強をする修士プログラムです。

ヨーロッパのシステムのエラスムスについては前回の記事に書いているのでそれを参考にしてください。

 

  • M1を終えた感想

でも落ち着く~であったり、ここ好きだな~とならないので早くM2で違う国に行きたいです。というかスペインが好きなのでM2でマドリード行けたら万々歳です。フランス語出来たらフランスをもっと好きになれるのかなとも思いますが、どうなんでしょうね。

結論ですが、私はまじでフランス合わなくてきつかったです。あんなにsefishな国はないだろ!もちろん日本が見習うべき点も多いですが。日本でもそうだと思いますが人によって合う土地合わない土地があるように、ヨーロッパも国によって全く性格が異なるので国が変わると雰囲気が全く変わります。フランスも大きいのでエリアによって変わるってことも付け足しときます。

兎にも角にも、合わない嫌いな土地に1年も暮らして大変な勉強を乗り越えたので、もうどこでも暮らしていけるわと自信がつきました。(次フランスに住まなきゃいけないときは絶対B1くらいつけてから行く、相手に罵倒で負けたくないので。)

 

勉強が出来ないことや、日本でのキャラとこっちでのキャラの違いにアイデンティティがわからなくなり、自分を見失っていました。でも単位が取れたことや、英語で物理を話すことにも慣れてきて、ちょっとずつ英語で勉強が出来るようになってきたんじゃないかなと思えています。

やはりなんでも最初が一番きついので、前期で慣れたのと後期は授業数も減ったので少し気楽でした。

9月から授業が始まって、初めて遠出の旅行に行ったのが2月の1週間ほどでした。それまでノンストップでキツイ勉強だったのとヨーロッパの冬でしんどかったですねぇ。ツラすぎたのでもう結構記憶から消えてる。

後期は特に大きいこともなく、ただただ早く終わりたくて頑張ってました。無事M1で追試も何もなく進級できました。がんばったなぁ。人生でこんなにも頑張ったこと無かったので、自分ってここまでやれるんだと自信になったし、すごく成長しました。

 

 

プラハは正直、今回を逃したらもうプラハに住む機会は無いだろうなと思ったから選びました。クラシックが好きだからしか理由はありませんでした。マドリードを第1希望で出してたのですがみんなから人気で、第2希望で出していたプラハになりました。今ではこっちに来れて本当に良かったです。しょーみマドリードより自分に合うかもしれない。

 

M2は授業減るし、M1で英語と物理を鍛えたので去年ほどきつくないですね。普通に難しいですが、「何がわからないかわからない」というわけわからん状態ではない。自分が勉強したかったことをようやく勉強できているのもあります。意外だったのは中間テストが無いことですね。出席もないので、がちで期末テスト一発です。ちなみに授業は8時から始まったり、遅いやつだと20時に終わります。やっぱり学生の勉強量、コマ数はヨーロッパの方が多いのではと感じます。さすがプラハ、大学にオーケストラがあって、楽しく混ぜてもらっています。勉強と趣味と充実しすぎている。

youtu.be

M2なのでぼちぼち修論の研究もしていますが、私のところは研究室の概念がないのでスーパーバイザーとタイマンで研究しています。なんでも聞けて良いです。日本の研究とは全く雰囲気が違いますね。研究所の雰囲気も穏やかで、子どもがいる研究者も多く働きやすいのかな~と思っています。研究所って好きな時間で働けるのが良いですよね。

 

さすがチェコ人、フランス人に比べて英語がペラペラすぎる。教員でさえ英語微妙で苦しんでた去年がまるで嘘のように、英語がわからなくて苦労するということがありません。学生たちも誰に話しかけてもハイレベルな英語で返されます。みんなB2かC1くらいあるんじゃないのかと感じるくらいです。私が行っている大学が大きいからもあるかもですが、システムがすごい整っていて(本当にフランスがひどい)情報を探しやすいです。大学に限らずですが、行政のサイトさえもチェコでは英語があるものも多く感動しています。プラハはヨーロッパの非英語圏で初めて留学したい人とか結構穴場で悪くないと思います。日本人も多くていろいろ頼れます。(多すぎて戸惑っている。)あとプラハのサイズがいい感じに都会で、東京の大きさに疲れた身としてちょうどいいです。外国で田舎すぎると外国人として暮らすハードルが高くなる。

 

端的にフランスで心身ともに疲弊した私にとって、プラハの住みやすさが半端ないです。全てがフランスより良い(個人の意見です)。※フランスの中でも私が居たところとの比較で、フランスは大きいのでエリアによって印象がかなり変わります。プラハに来てから未だに困ったこと無いし、嫌なこともない。トイレに便座はあるし、大麻も全然臭くない。(フランスでは毎日匂っていた、ここでは数えるくらいしかない。)そこらへんのガキにチノと叫ばれることもないし、外国人だからと睨まれることもない。プラハの人たちが外国人に嫌悪感を見せないのですごく楽です。チェコ人は物静かな感じがしていて、どこか日本人の雰囲気に似ていて落ち着きます。一点苦手なのは冬ですね。でもこれはヨーロッパに居る限り、地中海でもない限りは避けられないです。なんとか慣れたいですが、まだまだ訓練が必要そうです。

 

ヨーロッパで今のところプラハが一番居心地が良いので、このままここでPh.D.やっちゃおうかな~となってます。多分しそう。プラハ綺麗な街でいいところなのでぜひ遊びに来てください。

 

UnsplashAnthony DELANOIXが撮影した写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

M1前期をフランスの物理学科で過ごしてみて  (エラスムス修士)

電通大を卒業後、ヨーロッパの大学院に進学しました。

夏に渡欧し、9月からフランスの大学院でM1の勉強が始まりました。

すごく、すごく大変だったのでツラツラと書いていきます。

自分でもどうやったのかわかりませんが、前期の単位を全て取ることができました(どうやったかもうわからんし、もう同じことしたくない、しんどすぎた)

努力は必ず報われるとは簡単には言えないけど、頑張ったら見てくれてる、評価してくれる人がいます。

自分を信じて頑張ってください。

 

高専(電気電子工学科)→ 電通大(電子工学)→ Erasmus Mundus Joint Masters

European Master of Science in Nuclear Fusion and Engineering Physicsと進学してきました。

今在学している修士プログラムは、端的に言うと核融合の勉強をする修士プログラムです。

 

海外大学院を考えてる人は英語圏を考えやすいと思いますが、ヨーロッパにも英語で学べる修士がたくさんあります。

私が在学している修士は、Erasmus Mundus Joint Masters と呼ばれるシステムです。

ヨーロッパではエラスムス(Erasmus+)と呼ばれるシステムがあり、学部から博士まで、ヨーロッパ間の学生の交流を目的とした組織?で、結構なお金をかけて学生の留学を斡旋しています(多分)。

なのでヨーロッパでエラスムスと言うと大体みんな知ってて、「あー留学生ね」と認識されます。

 

エラスムスの中でも修士プログラムがあり、修士の期間に何か国か移動しながら学位を取るものです。言語が指定されているプログラムもあるかも?ですが、国を移動するのが前提なので、基本英語のプログラムになってると思います。

これが現在ある修士のプログラムで、理系文系問わず200以上のプログラムがあります。

www.eacea.ec.europa.eu

 

エラスムス修士の学費は、自分のプログラムの例ですが(恐らく、他のプログラムもそうだと思う)、ヨーロッパ国籍の人が年間4500€(現地の国公立より高いらしい?)で、それ以外の外国人が年間9000€です。レートによりますが百何十万かでしょうか。

 

ありがたいことにエラスムス自体が給付型奨学金を持っており、なんと外国人枠もあります。それに選ばれると(多分自動的に)学費が免除され、月々お金を貰えます。

私もその奨学金を頂いており、無料で勉強させてもらって、フランスの地方では十分に生活できるくらい、月々の生活費をユーロで貰っています。具体的な金額など聞きたい人いたらツイッターなどで連絡ください。

ユーロでお金がもらえるので日本のどの奨学金よりも条件がいいんじゃないかと思っています。ただこれはもちろんエラスムス修士に進む人のみが条件です。

tobitate-mext.jasso.go.jp

 

詳細は、駐日欧州連合代表部の留学イベントなどで担当者に話を聞くのが一番良いとおもいます。この留学フェアは毎年やっているようなので、ヨーロッパの留学を考えている人はぜひ訪れてみてください。

ehef-japan.org

このイベントにエラスムスのブースがあります。

ehef-japan.org

担当者も実際にエラスムス修士を卒業した、という人が色々親身に話をしてくれました。本当に感謝しています。

 

  • フランスの生活

フランスに住み始めて7か月ほど経ちました。まあもう慣れましたね、フランス語出来たらもっと楽しいだろうなと思う日々ですが。

フランスは英語通じないと良く揶揄されていますが、日本より全然通じます。まあでも買い物などは普通にフランス語です。

来るまで知らなかったのですが、フランスに居るアジア系は、中国系よりベトナム系など(植民地だったから)が多いみたいです。(歴史に疎すぎる

 

良い所

・食べ物美味しい

・学生に優しい(健康保険証とか学生の方がすぐ来る、外国人でも学生用の住宅補助がある、学食が昼も夜も一律3.3€)

・結構なんでも電子化されてる(行政手続きはほとんどオンラインで出来た気がする)

・日本人もぼちぼち居る(エリアによるが、先進国なので田舎の方でも居るの嬉しい)

・アジアマーケットある

・先進国なのでだいたい何でも揃うor代用できる

 

悪い所

・冬天気悪い(自分がいるところがフランスでも北側なのと、地中海より上のヨーロッパはどこもそう)

・汚い(私の町が汚いのでは?と他の在住日本人と話してたが、そもそもフランスの衛生概念が日本と全然違う、正直スペインの方が綺麗だと思う、便座ないの当たり前すぎて。絶対小学校で掃除の時間あった方が良い)

・喫煙率高い、大麻くさい(大麻臭いのは私の居る町が学生が多いからかもしれない)

・花粉ある(スギではないが、色々花粉のアレルギーある人は注意したほうが良い)

 

自分の場合は、以前にスペインに半年住んでいた経験があったので、カルチャーショックでメンタルやられるとかはありませんでした。なのでフランスの生活がしんどいなどは無かったですが、ヨーロッパ経験がない人(ヨーロッパの雰囲気を知らない人、知らない言語に囲まれたことが無い人)だと、一気に生活と勉強との変化があるので結構大変じゃないかなあと思います。

 

またフランス渡航前に、フランス語のレッスンをマンツーマンで何十時間かやったので、挨拶や超基本の動詞などを使って話せるくらいにしていました。なぜならスペインに初めて行ったときに言葉がわからなくて病んだ経験があったからです。あとスペイン語を少し話せるので、フランス語もなんとなくは読める強みもありました。(その分専門の勉強しておけば良かったとも思っています。)

留学生仲間が他にもいるので、その人たちとはすぐに仲良くなりました。現地のフランス語話者の学生の中には英語話すの苦手な人もいるので、その人たちと仲良くなるのはもう諦めました笑(日本人みたいに、英語を聞いたり読んだりしたらわかるけど、話すのが苦手という人がフランス人には多いです。)なので英語普通に話せる一部のフランス人クラスメートとのみ絡んでます。英語話せる人の方がやはりオープンで、留学生にも話しかけてくれます。

私がいる地方も日本人もぼちぼち居たり、日本人がやっている和食レストランもあるので、日本人としての寂しさはありません。xplaneのスラックでもヨーロッパの人たちで月一でおしゃべりする機会があるのでそこでのんびり話してリラックスしています。

ただフランス人と仲良くなるのは時間かかるなあと思っています(現在進行形)。一般的にも南の方が人懐っこく、北に行くほど距離感が遠くなります。スペインに慣れていたので、フランス人は距離遠いなあ、日本人みたいだなあと感じています。

あとフランス人、フランス語話者が謝らないのはマジ。どうみてもあなたに非があるじゃないってことも、謝ろうとしないですね。その神経の太さがむしろ羨ましい。まあdésolée(ごめん)よりもpardon(英語のpardonと同じ使い方)を頻繁に使いますね。

 

あとフランス人も文句を言う行政手続きなどの遅さですが、欧米で日本みたいな対応を想像するのが間違ってますよね。いろいろテキトウですが、良くも悪くも融通がきくと感じています。ゴネれば行けることが多いが、ゴネるためにはある程度の言語力が必要ですね。フランス語で文句言えるくらいの語学力が目標です。

 

病院行ったり、親知らず抜いたり色々していますが、やっぱり先進国なのでなんでもあって楽ですね。でも落ち着く~であったり、ここ好きだな~とならないので早くM2で違う国に行きたいです。というかスペインが好きなのでM2でマドリード行けたら万々歳です。フランス語出来たらフランスをもっと好きになれるのかなとも思いますが、どうなんでしょうね。

 

  • 勉強 フランスの物理学科M1

もう本当に勉強が大変でした。編入試験のときよりも勉強しました。人生で一番勉強したと言っても過言じゃないです。

なぜ苦労したかと言うと、電気系から物理系に専攻を変えたからです。工学部から理学部に変わりました(pure物理しんどすぎる、向いてない)

 

エラスムスのデメリット?になるかもですが、進学先の大学によって科目が若干変わります。というのも、エラスムスのプログラムにもよりますが、行く国が決まっていてどんな授業受けるか決まっているパターンと、行ける国が何個かあってその中から選ぶシステムがあります。

私のプログラムは後者で、スペイン、フランス、ベルギー、ドイツ、チェコの中から行きたい大学院を選びます(希望通りになるかは微妙です、それぞれのエリアに定員があるので)。なので修士プログラムの名前が物理工学なのに、自分の進学先の大学院の学科は理学部物理学科でした(来てから気づいた)。あと噂ですが、フランスは理論に重点を置いてると聞きます。(高専とやってきて手を動かさないものは捉えるのが難しくてわからなくて苦手なので結構ツラカッタ、理論好きな人どうやってるんとずっと思っている。)他の国、エリアではもっと核融合に関わる技術とか、工学の授業があるところもあるそうです。エラスムスで進学先の大学院を選べるタイプの人は、先輩などに話を聞いて選ぶことをおすすめします。

 

私のプログラムは英語C1無いと入れません(エラスムスのプログラムでも高い方らしい?)。でも授業はフランス語と英語の半々です。なぜならフランスの現地の学科に混ざって授業を受けるからです。これは進学先の地域によります。自分のプログラムでもマドリードの場合、留学生専用で授業が開講されるのでもちろん英語オンリーです。

エラスムスの強みかもですが、留学生だけに授業が開講されることがあるので、超少人数の授業になるので、なんでも先生に聞けます。私たちも何科目か、4人だけで受ける授業があります。そういう授業はレベルも私たち留学生に合わせてくれる(基礎知識をそんなに問われない)ので普通に勉強すれば大丈夫です。

一方フランス現地の授業に混ざる科目は、物理を学んできた人向けのレベルなので、初回から意味わからなかったです(量子力学や場の古典論などなど)。しかもフランス人の先生の中には英語が苦手な人がいるので、彼らの英語が何言ってるかわからない場合もあります。私は始めこれが自分の英語力が低いせいだと思い込んでいたのですが、どう考えても先生の英語スピーキングの問題なので、そういう先生に当たった場合自分を責めないでください。またそういった強いフランス語訛りの英語にもそのうち慣れます。また慣れないフランス語を聞くだけでも疲れるので、始めの数か月は授業を聞くだけでぐったりしていました。

あとシンプルに初めて授業を英語でやるので、初めて物事を英語で考える、数式を英語で考えて解くということをしているので、全ての思考が遅くもどかしく、出来ない感覚に陥っていました。初見の先生の手書き文字は読めず(筆記体を書く自分でも)、ノートを写すのにも時間がかかっていました。初めのころは、英語は聞き取れるのに何もわからないという状況でした。英語の音と意味が結びついていませんでしたが、段々とtechnical termに慣れていきました。ヨーロッパの人たちは専門用語になるほど、母国語と英語が似ていくのでうらやましかったです。初見で誰がperpendicularと直角がイコールとわかる?って感じです(勉強していかなかった自分が悪いのはそう)。フランス人なども英語全然話せないのに、専門用語はほとんど同じなので、英語で専門聞いてもわかるのが本当にジェラシーだった。日本語母語の人で海外で勉強してる人本当にすごい。まあ今もまだ日本語のときほど頭が早く回らない感じがしていますが、これも、英語で考えるということに慣れるという時間の問題でしょう。

ということで専攻を変えた上に、先生の英語も微妙な場合もあったりして、まじで授業中なにをやってるかわからなくて泣きそうになることがリアルにありました。

 

またフランスは学部が3年なので、修士もたくさん座学があります。例えば10月の時間割です。フランスは毎週時間割が変わります笑(斬新すぎる)。

前期の時間割

あとフランスは朝が早いです。8時から授業が始まることもあります。高校並に授業あるやんと思っていました。ただ出席はないので、朝イチは学生が少なく、人気のない先生の授業はスカスカだったりします。

 

フランス(ヨーロッパ?)の修士のシステムとして日本と全く異なるのは、研究室に所属しないというところでしょうか。例えば私のところではM1の研究は、ひと学期の半分の期間、集中的に行います。インターンシップとも呼ばれ、M1後期の前半がその期間でした。それが終わるとまた座学のみの期間となります。M2も基本的に、M2後期だけで研究を一気に行い修士論文を書くようです。(なのでエラスムスのようなシステムが作れるのですが。)たださすがにM2の始めから先生とコンタクトをとって研究を始める人が多いようです。私もそうしたいと思っています。

なので日本の方がヨーロッパよりも研究出来るという強みがあるなと思います。

 

とにもかくにも、英語で慣れない物理を勉強するのが大変で、(来てから物理が苦手で工学やりたいと気づき)本当に泣きながら勉強するというときがありました。日本でそれなりに出来る方だったレベルから一気に頭が悪いという感覚になり、自分に自信をもてなくなりました。まじで進級出来ないんじゃないかなと本気で思っていました。とぼとぼ帰国することになったらどうしようと思っていたときがあります、つらかったなあ。元々過食しがちだったのですが、ストレスで前期の4か月くらいで10kg太りました。その後もコンスタントにストレスかかるし、運動する元気も無いので元に戻るの諦めました。またテスト前など不安すぎて睡眠障害が出てくるので、メラトニン飲んでました。ヨーロッパは普通に薬局でメラトニンのサプリが買えるのでとても助かります。

そして相性が悪いのがヨーロッパの冬です。気づいた時には冬季うつになっていたと思います。フランス北東部では、日は8時半くらいに昇り、16時半くらいには沈みます。また秋と冬はひたすら微妙な天気で、雨が降ったりやんだり、ずっと灰色の空でした。もうこの冬は経験したくないですね。日本海側の元道民ですが、普通にダメでした。都会の方がいろいろあって病まなかったという話も聞きます。

冬季うつっぽくてもどうすればいいかわからず、これで精神科行くのもあれかなーと思っていたので放置してたら春になってまじ元気になりました。太陽は偉大。

大体どこの大学にもpsychologistは居ると思うのでしんどくなったら躊躇わずにアクセスしてください。自分の場合はしんどい時にフランス語で電話してアポ取るのがムリでできませんでした。大学の先生でも話を聞いてくれるのでそういった人にぜひ頼ってください。

 

がむしゃらにがんばった前期、ありがたいことに全ての単位が取れていました。

M1前期の成績

先生とコミュニケーションを取っていたのもあり、ぎりぎり上手く上げてくれたものなどもあります(まじ感謝)。また物理学科だからかもしれませんが、成績評価が中間と期末テストのみで宿題などはありませんでした。そしてテストと成績共に20点満点で、10点以上で可です。テストも難しければ学生の正答数の平均から点数の重み付けをしてくれる先生が多いです。なので点数は日本より取りやすいシステムのようにみえます。ゆうても現地で学部から上がってきてる学生ですら落とす科目(量子力学と場の古典論など)などもあるので、よくまあ単位取れたなと思います。

 

全力で頑張っていればそれを見てくれている人もいます。海外に進学して大変な思いをしている人もいると思いますが、自分を信じるということは辞めずに頑張ってください。

私は自分に自信が無くなって、自分を信じれなくなりましたが、SNSなどで応援してくれる人がいて、「大丈夫、やればできるから」と励ましてもらってなんとかここまで来れました。本当にありがとうございました。

 

えぐかった前期を乗り越え、春にもなって日が長くなり、天気も晴れが多くなり元気になりました。

勉強が出来ないことや、日本でのキャラとこっちでのキャラの違いにアイデンティティがわからなくなり、自分を見失っていました。でも単位が取れたことや、英語で物理を話すことにも慣れてきて、ちょっとずつ英語で勉強が出来るようになってきたんじゃないかなと思えています。そしてプログラムのM1の委員長的なのにもなったのですが、みんなが私に向いてるよと言ってくれたことに、こっちでもそのキャラがあるんだと気づけて嬉しくなりました。

今の修士に進学する前は博士もありだなと思っていたのですが、物理が苦手なので核融合の研究者になるのが向いてるか怪しいなあと思っています。エンジニアになりたいですね。将来、具体的にどんな職業がいいかまだわかりませんが、修士もまだ長いのでのんびり考えていきたいです。まず修士を取れるかどうかなので、頑張ります笑

 

もっと詳しく知りたいよーという人がいればツイッターやxplaneのスラックに居るので連絡ください~

xplane.jp

 

 

ヨーロッパ大学院出願と合格

電通大を2023年3月に卒業したmomoです。

ヨーロッパの大学院に出願していて、合格し、2023年9月から勉強しています。

渡航前に出したかったのですがビザとかでバタバタしてて、進学後は勉強で死んでたのでこのタイミングになりました。(大学卒業後1年経ってる笑)

この記事は、大学院留学支援コミュニティXPLANEの連載企画海外大学院受験記に寄稿した内容を加筆修正したものです。(全然足してない)

 

xplane.jp

 

XPLANEのコミュニティではスラックを使っていて、いろんな人と交流が出来ます。

実際に海外で学んでいる人に、進路相談などができ、私もとてもお世話になりました。

今後もこのコミュニティにいるので、そちらで質問していただいても構いません。

 

 

  • 自己紹介

 

高専の電気電子工学科を卒業し、電気通信大学に3年次編入しました。編入したのが2020年度でコロナが始まった年であり、例年なら出来たであろうことが出来なく失われた機会もありますが、それでも自分がやりたいことに向かって、もがけば道が開かれるということが伝われば幸いです。

大学での専攻は電子工学なので、学部まで大雑把に言うと電気系でした。修士からはヨーロッパのErasmus+プログラムの一つである、Fusion-EPプログラムで核融合を学びます。XplaneのポッドキャストEp43でも話しているので聞いてみてください。

 

Erasmus+プログラムとは、ヨーロッパ独自のシステムで、修士の間に何校か国を跨いで学びます。私の場合は、1年ごとに国を変え、M1がフランスです。

外国人向けにも独自の奨学金があり、私もEUからの奨学金で、学費免除で月々ユーロを貰っています。

erasmus-plus.ec.europa.eu

 

  • 大学院留学を志した理由、どのタイミングで海外に行くのか

 

いつか海外で学びたい、働きたいと小さいときから思っていました。高専から大学に進学する際に、高専から直接海外大学に進学も出来ますが(そうゆう人も実際にいます)、語学レベルや資金の難しさもあり日本の大学に進学を決めました。しかしこれは人によって異なるので、海外に行きたい人はいつ行くのがベストか考えてみてください。

B3の編入直後に核融合を知り、自分がやりたいのはこれだ!!となって初めて修士以降のイメージが湧きました。自分が学校の先生方から言われたのが、海外で働きたいならPh.Dが必要ということですが、そもそも人生をかけてやりたいことがわかっていない高校生にそんなこと言っても、博士進学を想像できないと思います。漠然と海外進学を考えていた高校生の時から数年経って初めて、これに人生をかけたいと思えることが見つかり、修士、博士という進路を想像出来るようになりました。

 

理系でヨーロッパを選んだ理由ですが、ITERという世界最大の核融合研究所がフランスにあるからです。B3で核融合を知り、ITERで働きたいと強く感じた自分にとって、いかにしてそこに入るかを考えました。フランスにあるので、早いうちからヨーロッパに拠点を持つ、進学してしまうのが早いと考えた次第です。修士、博士とヨーロッパで学び、ポスドクなどでITERに行けたらいいなと考えています。将来はマルチリンガルな専門家を目指しています。

日本人で海外留学というと、英語を主に学んでいる人だと英語圏のみを考えてしまいがちだと思うのですが、ヨーロッパにも英語で学べるコースが数多くあります。英語圏よりも語学の要求レベルやGPAの厳しさが優しいこともあるので、アメリカ行くのきつそうと感じる人はヨーロッパも見てみてください。私自身もアメリカの院に行けるほどGPAも研究内容も語学力もありませんでした。

 

  • 大学の学部で海外大学院進学のためにやったこと

 

核融合を知ってからそもそも自分はこの分野に向いているのか確かめました。というのもこの分野はまだ研究開発の段階なので、関われる仕事としては研究者がメインです。なのでこの分野の研究が好きか知るために、核融合研究所の短期インターンシップに参加しました。ここでお世話になった教授に後々推薦書を書いていただいたので、分野の顔見知りを作ること、言い換えればコネクション作りは、海外院進学において非常に大事です。

 

次に行ったことも無い、これまで興味を持つきっかけも無かったヨーロッパに何年も住めるのかという不安がありました。なのでVulcanus in Europeという1年インターンシッププログラムに、B3とB4の間で参加しました。

pokemomo27.hatenablog.com

 

半年間マドリードに滞在している間に、ヨーロッパの研究所の見学をしたり、念願のITERに行きました。これらの訪問で、自分が進学する修士プログラムを知ることができ、そのプログラムの先生とのコネクションを得ることが出来ました。この訪問も、日本でお世話になっている核融合の先生方に、マドリードの研究者を紹介していただきました。自分の知る範囲ですが、どの大学、研究所の先生方も学生が海外で学ぶことを応援してくれます。研究室見学で一度お話しただけの先生が、他大の先生を紹介してくれて、そこからマドリードで研究室見学を行うきっかけになったりもしました。総じてですが、自分は頼れる人になりふり構わず頼っていました。半年間マドリードに住んで、フランスにも遊びに行ったことで、ヨーロッパでも南欧はもう自信を持って住めるなと感じています。このプログラムのお陰で、スペイン語A2レベルまで取れたので、ヨーロッパでの言語不安も少し減りました。

 

B4での研究室選びですが、入る前の見学時に教授に海外院の進学を考えていると伝えてから入りました。あまり居ないと聞きますが、院から外部に行くことを好まない教員もいるらしいので、すれ違いを起こさないためにも、何事も早めに伝えておくと吉です。自分の研究室は良くも悪くも放任タイプだったので、個人的に大学院出願に時間を割くことが出来たので良い環境だったと思います。また学部と修士で専攻を変えることもあり、出願時に研究実績などをあまり見られないとも感じていました。とくに核融合は学部で専攻できる分野ではないというのが大きいと思います。専攻や学校によって実績の有無や重要度が変わると思うので、調べてみてください。

 

  • 海外大学院出願のために準備したこと

 

B4に復学直後、つまりマドリードから帰国してから始めに英語の試験を受けました。初めて受けたIELTSで6.5だったので余裕をかましてしまったのが悪い癖だなあと思っています。出願先の足切りがIELTS7.0だったのですぐ行けるんじゃないかと思ってましたが、まあそんな簡単には行かないので、真面目に勉強しましょう。ちなみに英語は独学で限界を感じ(自力でTOEIC900超えれないと感じました)、語学学校に週1で3年間ほど(B3~大学卒業まで、マドリードの間もオンラインレッスンで)通っていました。そのおかげで英語レベルが上がったので、英語に伸び悩んでいる人は学校などのレッスンを検討するのも良いかもしれません。英語の試験でTOEFLもあると思いますが、自分はあのシステムがとっても嫌だったのでIELTSにしました。IELTSもパソコンで受験でき、面接のみ対面で人と話せるので好きでした。またヨーロッパの人たちは基本的にイギリス英語を話しているというのもあります。結局9月頃にスコアを取りましたが結構遅いと思うので、早めに取ってください。

 

英語のスコアが取れた直後からスペイン語の試験対策を始めました。というのも出願先の教授からヨーロッパの言語の証明もあると良いと言われたからです。そのためスペイン語の語学学校に通ってDELEA2を11月に受けました(結果は2月、合格していたので出願に添えました)。これはヨーロッパに興味があるというアピールになるからです。英語圏以外の場合、現地の言語が出来るに越したことはありませんが、必須ではありません(授業が英語の場合)。可能な人だけが検討すれば良いと思います。

 

自分はGPAや英語のスコアが低いので国内の奨学金にそもそも出せないことが多かったです。それでもなんとかなると思った理由は、進学先が外国人向けの奨学金を持っていたからです。そのような情報も出願先の運営から聞けるので、出願先にコネクションを作るのを非常にオススメします。奨学金を貰えなかったら、ヨーロッパで他の奨学金を探したり(マリーキュリー奨学金など)、最終手段はお金を借りようと思っていました。

 

ちなみに大学院の出願でヨーロッパ以外で学んだ学生はGREのphysicsのスコアもあるといいとあったのですが、日本国内の受験の席の空きが無くて諦めました。どうやら席が埋まるのが早いようです。これも出願先に連絡して相談したら、まあ無くてもいいよと言われたので大丈夫でした。

 

  • 出願書類作成に関して

 

語学の試験が終わってからようやくmotivation letterを書き始めました。これが可能だったのも出願先の出願期間が11~2月と、締め切りが遅かったからです。そして早めに出しても遅く出しても評価が変わらないという理由があります。例えばイギリスなどでは早く出願するとポイントが上がるという話も聞くので、大学院ごとに異なります。なので自分は12~2月で書類を作成しましたが、卒研と被るのでまあまあだるかったです。計画的に出来る人は計画立ててやるといいと思いますが、自分は出来ないタイプなのでシンプルに頑張りました、、

 

書類作成ですが、motivation letter, CV, recommendation letterを色んな人に添削していただきました。推薦書は関係性にもよると思いますが、下書きをこちらが書いた方が良い先生や、ゼロから書いていただける先生もいます。実際にお願いをする何か月か前からお願いしたい旨を伝えておくとスムーズに行くと思います。添削は大学の英語の先生や、留学支援の先生、英語の語学学校の先生などに行ってもらいました。ここでもですが、頼れる人はとにかく頼ってください。私にもツイッター(@pokemomo5) などで連絡頂ければアドバイス等など出来ると思います。

 

  • 進学先選びについて

 

自分はヨーロッパで英語で学べるという条件の大学院を探していたので、進学先のプログラムしかそもそもありませんでした。なのでそこの1校しか出願していません。日本にも大学院は多くありますが、ヨーロッパに移住したかったので日本は受けませんでした。落ちたらインターンの経験をいかしてマドリードで働こうと思っていました。

 

アメリカなどは大学院がPh.Dの5年一貫制が多かったり、要求スコアが高かったり、そもそも出願者が猛者ばかりのイメージだったので、自分のGPAじゃ無理だなと思っていました(3.0/4.0も無いです)。一方ヨーロッパは非英語圏なのでそんな競争が激しくなく、修士と博士で分かれているところが多く、専門を変える点でも良いと感じています。

 

自分はGPAを強みとして使えないので、分野を変えるという条件も功を奏し、インターンシップの経験などで売り込みました。国や大学院、専攻によって、何を重要視しているかは全く異なるので、自分の手持ち札はどこなら評価してくれるのか、という視点で出願すると合格しやすいのではないのかなと思います。また海外大学院は基本的に知らない人を入れにくいイメージがあるので、現地見学(留学や学会のついでに行くなど)なり、先生の紹介なり、国際学会で話すなりして、相手側に出願前から知ってもらいコンタクトを取ることが重要だと思います。うまくいけば相手側がいろいろアドバイスくれると思います。

 

  • これから海外大学院へ出願する人へのメッセージ・アドバイス

 

海外に行きたい人はそこで何かやりたい人だと思うので、やりたいことに向かってがむしゃらにもがくことが大事だと思います。自分が動かないとチャンスはやってきません。頼れる人を頼りまくって、XPLANEなども使い、自分にチャンスを引き寄せてください。動けば道は開かれると信じています。海外に進学した人たちは、自分のみならず聞けば教えてくれると思うので、とりあえず動いてみてください。ここに書けないことなどもあるので、もっと詳細聞きたいぞって人はxplaneのスラックなり、ツイッターなりで連絡ください。

 

 

ヴルカヌス体験記 Vulcanus in Europe 2021-2022

スペインから帰国して2か月ほど経ち、大学を卒業するべく研究室に通っていますmomoです。

ヴルカヌスの応募の記事書いたのに、体験記書いてないことに気づいたので、このタイミングで書いています。

ヴルカヌスに応募するか迷っている人の参考になれば幸いです。

 

pokemomo27.hatenablog.com

 

>つまり1年間ただでヨーロッパに行けて語学学校に行けて、インターンシップができる激やばプログラムです。神か

と、上のブログで書いてますが、参加して思ったのは、このプログラム神でした。

 

端的に、

英語以外の外国語を学ぶ

海外の企業で働く(インターンシップ

ヨーロッパに長期で住む

という中々出来ない体験が出来たことです。

 

自分で英語以外の言語をさらに、話せるところまで勉強しようってなかなか難しいと思います。

そのきっかけを与えてくれて、実践できる場があることは本当に恵まれていると感じました。

やっぱ母語と英語と、さらに他の言語が出来ると、他の人より差別化できるので、世界中で働けるエンジニアになれると思います。

あとはシンプルに、第二言語出来ることで、さらに世界が広がりますね。

スペイン語ならなおさら、スペインと中南米に、言語の心配が全くなく行けるので、強すぎる。

 

日本の企業でのインターンシップもええやん、って人もいるかと思いますが、

まぁ100%日本語が通じないオフィスで、英語と現地の言葉にまみれて仕事をこなすのは中々良い経験だと思います。

確実に今後海外で働けるわと、強い自信を得ることが出来ました。

 

ヨーロッパに住むのも、ワーホリとかの方法がありますが、それの比にならないくらい、自費が少なくヨーロッパに住むことができます。

やっぱなんだかんだお金の心配をそんなしなくていいというのは、心理的に安心感があります。

 

実際のプログラムの内容を書いていこうと思います。

※私たちはコロナ禍での開催だったので、例年と違うところが多いです

そんな中でも渡航させてくれたセンターの方には感謝です。

 

プログラムの募集要項などにもあるように、語学研修と企業研修のフェーズに分かれています。

2021年度は、語学研修を日本、企業研修をヨーロッパで行いました。

 

つまり語学研修は、ヨーロッパの現地の語学学校のオンラインレッスンを日本から出席していました。

ヨーロッパの午前から昼過ぎまでクラスがあるので

時差の関係で、日本の夕方から夜までオンラインでスペイン語を勉強していました。

自分が受ける授業によって時間が変わるので、人によってスケジュールは異なります。

 

現地でホームステイした方がもちろん高いレベルで言語を習得できると思いますが、(例年は4月からヨーロッパに渡航して、語学研修の間はホームステイをする)

オンラインでも4か月授業を受けていたら、スペイン語だとB2始めくらいまで進んでいました。

 

初めてスペインに着いて、タクシーとかホテルの人と自分が想像していたより、自分のスペイン語が通じて「すげええ」ってなりました笑

 

語学研修が終わったときに貰ったやつ

 

 

2021年9月にスペイン入り、2022年3月末に帰国しました。

王宮



 

企業研修の間の1週間のスケジュールは、

平日:9-17時で働いて、夜はジムに行ったり、友達とご飯食べたり

週末:フルで空いてるので、どこか遠出したり、友達と飲んだり

 

仕事内容は、日本で行う学部生のインターンシップを想像してもらえばいいと思います。

それを、スペイン人に囲まれてスペイン語のパソコンでやるみたいな。

同僚と自分が話すのは英語ですが、それ以外全部スペイン語

 

自分がこのプログラムに参加したのが、B4だったので、B4相当のインターンシップをしています。

MやDの参加者は、相応の開発や研究をしているようでした。

 

英語で仕事をするのが初めてでしたが、普通に仕事が出来て、案外できるもんやなと思えました。

むしろ、ヨーロッパの人も母語が英語ではないので、同僚も英語が完ぺきではないです。

アメリカとかで、ゴリゴリの英語ネイティブスピーカーに囲まれて、英語で働くより、英語レベルがそのレベルまで要求されないので、むしろ安心して英語で話せました。

てか自分より英語話せない同僚とかいてちょっとびっくりした

 

きつかったのは、インターンだからとかではなく、

知らない国に初めて行って、急に生活を始めるっていう環境の変化への対応でしたね。

人によって慣れやすさとかあると思いますが、自分は普通に1か月ちょいくらい病んでました。

スペイン日が昇るの遅いし、ご飯も遅いし、スペイン語がうるさい。という違いで外出るのしんどいになってました。

ベットから起きれないみたいなやつ。

自分は頑張りすぎないをモットーに過ごしてました。

1か月少々たってから、友達とちょくちょくあって日本語で話すとかやってたり、生活リズムが安定してきたことから良くなった気がします。

 

 

半年スペインに居て、会社や彼氏、友達とは、ほぼ英語で話していたので、

体感9割英語、1割スペイン語、たまに日本語の量で話していました。

お陰で英語のスピーキング力が爆上がりしたのでめっちゃありがたいです。(海外の院に出願するのに、めちゃくちゃありがたい)

 

日常生活で必要な言葉は、どの言語でもそうだと思いますが、

買い物やレストランなどで必要な最低限のフレーズがあるので、それを覚えてなんとかしてました。

なので、プログラムを通して身に着いたスペイン語のレベルは、

最終的にA2レベルかなというところです。

ただめちゃくちゃリスニング力は上がります。

※もしマドリードに行く人が居たらアドバイスで、マドリードは方言(カタルーニャ語などの)がない代わりに、恐ろしいくらい早口で話すので、最初聞き取れなくても気にすることは全くないです。そのうち聞こえるようになります。

 

現地で出来た友人たちと

友達などは、スペイン語ならintercambioという言語交流会などのグループのイベントに参加するとすぐ出来ます。

meetupのサイトなどにめちゃくちゃ載ってるので、そうゆうイベントに参加するといいと思います。

 

もっと詳細に聞きたい人居たら、ツイッター(@pokemomo5) に連絡してください。

仕事内容とかはここに詳しくは書けないので。

 

自分はこのプログラムを通して、ヨーロッパへのコネクションが出来て本当に価値のある参加でした。行きたい大学院がヨーロッパで見つかり、大学卒業後はそこに行きたいと考えています。このプログラムに参加していなかったら、知りえなかったことなので、本当に良かったです。

スペインなんて考えたことも無かったので、このプログラムの縁を感じています。来年、2023年にはまたマドリードに戻って、というか移住する予定で、それに向けて頑張ります。