元女子高専生のつぶやき

高専→理系大学→欧州大学院の女子のつぶやきです

豊橋技科大GAC 2020年度 編入体験記

豊橋技科大GACコース 一般を受験しました。

グローバル技術科学アーキテクト養成コース|豊橋技術科学大学 スーパーグローバル大学創成事業

電気・電子情報工学課程を受験し、合格を頂きました。

GACの一般受験は志望理由書、小論文を提出し、本番は面接のみです。豊橋技科大の各課程の中でも英語に力を入れるコースのようです。ただ修士までの一貫で、修士課程のときに他の人と違う授業があるらしいです。

 

以下は自分が提出した志望理由書と小論文、自分で集めた面接質問と作った対策です。

 

そして各課程の面接内容などを列挙します。提供してくれた友人に感謝です。ちなみにみな合格しています。

 

  • 機械工学課程

約20分間
日本人の機械科の先生3人

聞かれた内容は順に
1:英語でキャリアプランについて
・どのようにあなたの知識で社会に貢献できるとい思いますか?(英語)
・あなたは将来のキャリアプランはなんですか?(英語)
・どのようなことをここで学びたいか?(英語)
・どのように英語を習得したか?(英語)

以下日本語での面接

2:今後の進路について
・日本語でより具体的に、どうしてその道に進みたいのか

3:卒業研究について
・なんの研究をしているか?
・その研究で自分なりにどう工夫して行くつもりか?

4:小論文について
・テーマである“持続可能社会構築がどのような方法によって可能であるか”について私が書いたことへの質問、またそれによって生じる課題についてどう考えているか

それぞれ5分ずつみっちりと、という感じでした。
英語での質問はどれも難しそうな単語も含まれていたが、その質問の意図を優しい英語で続けて解釈をつけてくれたので質問が全くわからないということはないと思う。
今後の進路、自分の行なっている研究、事前に提出した小論文についてかなり深く聞かれました。日本語での全ての質問において具体的な説明を求められていると感じました。

全体的に準備不足であり、それと本番での緊張に相まって更にテンパり…という悪循環に陥ってしまいました。面接練習の必然さを見にしみて体感しました。また面接場所は2つあり、私とは別の部屋で面接を行なった友人にどうだったか伺ったところ、アドミッションポリシーや、また同様に今後の具体的なキャリアプランを聞かれたようです。

 

15分程度

石川 靖彦先生
石田 誠先生
関口 寛人先生
3人とも電気の先生


・志望動機は?
高専での海外経験や留学生との交流などはあるか?
・将来やりたいことの具体的な内容

・電気回路、電子回路、電磁気、化学、情報の中から2つ選んでホワイトボードなどを使って回答
電気回路→コイルを通ると電流が遅れる理由
電磁気→ガウスの法則の説明

・what do you think that you can contribute with your knowledge in your future
みたいな感じ (あなたが将来どんなことで社会に貢献できるか っていうニュアンス)

石川先生から、はじめは日本語で志望動機や留学経験など、あまり深く掘り下げられた印象はないです。ここしか自分語りできる時間はありませんでした。
石田先生から、口頭試問の電磁気の分野。誘導してくれましたが、かなりテンパりました笑
関口先生から、口頭試問の電気回路の分野。ですがいろいろ誘導してくれたのは石田先生。
最後に関口先生から英語の質問をすると言われ英語で答えてくださいと言われました。

手ごたえは口頭試問はぼろぼろすぎてありません笑
英語よりも口頭試問を重視しているように感じました。これまでもクーロン力の定義について聞かれたことがあるらしいので、電気系の人は口頭試問対策をするべきだと思います。

また順番は豊橋技科大から遠い順だと言われました。試験が始まってからは待ち時間も何もしてはならないそうです。

 

  • 情報・知能工学課程

最初
真ん中な試験官から他愛もない質問(評価対象ではないと思われる)
どうやって来た?
来るの初めて?
技科大どうやって知ったか?

ここからはたぶん評価対象
アドミッションポリシー知ってるか?
覚えてたアドポリ答えた

本校のどういったところに惹かれたか?
グローバル宿舎とかバイリンガル形式の授業とか答えた

ここで口頭試問(右の試験官)

机の上に裏表印刷の問題用紙があって表は日本語、裏は英語で書かれていた
自分で問題選べるとかではなかった

簡単な確率の問題
問1
赤玉2個、青玉2個あって2個同時に取り出すときに赤玉1つ青玉1つのときの確率
問2
赤玉が3つ青玉が3つになっただけで他は問1と同じ

問3
nが無限になったときの確率はどうなるか(ここはうる覚え)

アホだったので問1から苦戦していたら試験官がヒントやそこまでは合ってるよとか言ってくれた
時間が限られていたので問3のときは直感ですぐ答えてって言われた

英語の質問(左の試験官)
前ぶりなくいきなり英語で話された
発音うまくない日本人が紙を見ながら質問(下手すぎて聞き取れないところもあった)

自己紹介してくだい

技術をどうやって世界に貢献したいか?
すごいロボットをつくって人々の役に立たせたいとか答えた

AIについてどう思うか?
人が出来ることとロボットが出来ることがあって一緒に共存していかないとねとか言った

ロボットに興味あるみたいだけど、プログラミングだけやりたいか?(このときの質問は真ん中の試験官、発音はよかった)
ロボコンのとき設計だけやってて友達がプログラミングやってるの見て自分もできるようになりたいってなって御校でプログラミングやりたいけど、ロボットの機械てきなこともしたい、とか言った


終わってからの感想
勉強してなかった確立がでて終わったと思い、苦戦しながら解いてたら試験官がヒント出してくれて問2まではなんとか解けた。でも解けて当たり前の問題だったから絶対悪印象な気がする。志望動機とか卒研のこととか聞かれなかったから萎えた。でも英語は一方的詰まることなく喋れた気がするからこれは自信ある。いかに質問に対して自己アピールできることを自然な感じで盛り込むかが大事だと思う。口頭試問を秒で終わらせればその分質問してくれたはず。面接の順番は住んでる場所が遠い人順

試験官3人
真ん中が他愛もない話担当
右が口頭試問担当
左が英語担当


部屋はこんなかんじ↓
試験官達
自分
ホワイトボード

 

  • 応用化学・生命工学課程

岩佐精二教授(有機合成)
吉田祥子講師(生命機能)
ともう1人の3人

吉田先生がメインで英語
岩佐先生もちょこちょこ英語
もう1人は何も無し

•挨拶(元気か、初めて来た?)
•将来の進路(マスター、ドクター)
•部活(将棋で県4位になったこと)
•併願 日本語
•好きな専門、やりたい研究
•大学に質問→詳しく聞いた方がいい

最初から英語でビビりましたが、ゆっくり応答すれば大丈夫です。雰囲気もかなり良く、接しやすかったです。他学科はかなり倍率が高い(建築系4.5倍)ですが、応用化学生命工学課程は倍率が低いです。また口頭試問が無かったですが、他学科よりも英語での面接が重要視されているようです。倍率は4年間確実に上がってるので、来年もその傾向が予想できます。

機械最低7
電気最低10
情報最低12
化学5
建築9
合計50

 

  • 建築・都市システム学課程

面接内容
・なに研究している?

・以前、来たことあるか?  

→「先輩に案内してもらった」に対してどんなところを見た? 先生に連絡した?先輩はどこの研究室?

豊橋GACのイメージは?

・見学や今日来てみてどういう印象持った?

オープンキャンパス来たことある?

・どんなことを勉強したい?

・行きたい研究室とかある?

・アドミッションポリシー

・今までどんな活動してきた?

・活動の中の困難をどう乗り越えた?どう影響を受けた?

・具体的な課外活動の役職・志望理由書をもとに将来どんな夢ある?

・それに向けてどう大学の勉強が影響を与えるか?
・海外経験を踏まえてマラウイの都市計画について思ったことは?

・逆にいいなと思ったこと、日本が見習えることは?

・実際どのような点がマラウイで技術の運用が難しいと感じた?

・国際協力する上で大切にしていることは?

・あなたの技術力で将来どう貢献できると思うか?(英語での質問)

・他、言いたいこと  →ポートフォリオ

 

・事前に提出する小論文はいろんな先生に見てもらって、英語もチェックしてもらったら気が楽です。日本語・英語どちらでも可で私は英語で書きました。問題文も日本語と英語で書かれていて微妙に違うことが書かれていたので両方に目を通すことをおすすめします。
・英語面接があるとはいっても、英語が得意な先生が建築・都市コースには少ないらしいのでそこまで身構えなくても大丈夫です。私はDMM英会話のフリートークで一か月くらい対策しました。結局一問しか英語の質問はなかったです。年によっては人によって英語の質問量が変わるらしいですが、私の周りにいた人に聞いた感じだと私の受けた年は変わりなかったです。
・提出したTOEICは800くらいだったと思います。
・私が受けた年の建築・都市コースは口頭試問なしでしたが、他コースは聞かれたり、募集要項に口頭試問すると書いてあったりするので多少勉強した方がいいかもしれないです。
ポートフォリオは先輩によると見てもらえないということだったので、一応くらいに持っていきました。面接の最後に何かありますか?と聞かれたのでだめもとで聞いてみたら見てもらえたので、今後は入ってすぐに聞いてもいいかもしれないです。
・受験までに時間があれば見学かオープンキャンパスに行った方がいいと思います。どれだけ豊橋について調べているか探ってくるような質問が多かったです。

 

 

同じ年に電気受けてた人のブログです。詳しく書いてあるので参考にどうぞ。

nemu-henyu.hatenablog.com